2013年4月28日日曜日

米がなくても喰ってゆけます。

よしながふみの食べ物系漫画は、「愛がなくても喰ってゆけます。」が食事場面の臨場感があって面白かったですね。紹介されていたお店は何軒かデートで使(以下自主規制)

ムンバイ食事事情


ムンバイ赴任前、周りのみなさんが最も心配してくださったこと、それは食事(もちろんそれ以外もありますが)。味とかそういうことじゃなくて、正露丸のお世話になるとかそっちの意味で。ですが、赴任して2週間が経過したところで、幸いまだ(?)おなかは壊していません。

「ご飯かパンか」みたいな選択肢でも、パン派の私は日本のお米(モチモチしているジャポニカ米。当地では基本的にパサパサしているインディカ米しか手に入らない)がなくても割と平気なので、「白いご飯が食べたい!」みたいな欲求はないです。食事は美味しいに越したことはないですが、元々食に対する許容範囲が広いのかもしれません。

現在、単身でホテルのレジデンス棟(キッチンや洗濯機がついている)住まいですが、幸い近隣がキリスト教徒の居住区で、意外にも、肉も含めて食材の入手は比較的容易です。何かの理由で買い出しができない場合も、ホテルに頼んでパンや牛乳(ロングライフ※しかありませんが)の入手もできるようです。
 ※生産流通段階でインフラ整備が遅れているインドでは、今日搾った牛乳を明日食卓に届けるということができません。そのため、未開封の状態なら常温で数ヶ月保存可能な滅菌加工されたパックが主流で、これはヨーグルトも同じ。乳製品好きの方にはつらい環境かも。ただし、チーズは割と豊富にあります。

朝食

パンや温野菜を食べるだけでおもしろくないので省略。(でもわりと量は食べる)

昼食

オフィスのインド人女性に聞いたところ、インドはお弁当文化だそうです。なので自宅で作って持ってくる人が多い。駐在員でも家族帯同の方の中にはお弁当持参の方もいるようです。私は近所のケータリングを注文するのが定着しました。自分で買いに行ってもいいのかもしれませんが配達が一般的なようです。小さな違いかもしれませんが、こういったところに人件費の差(=サービス産業の生産性格差)を感じます

Indian Lunch
その名もインディアンランチ
「○○ランチ」みたいのを注文すると、だいたい写真のような組み合わせが紙袋に入って届けられます(食器類はオフィスの備品)。カレー+ライス+ナン(と思っているだけで別の名称かも)+野菜(生か茹でてあるのかよくわからない)+ピクルス、これがデフォルト。右上の白いスープはビニル袋に入って届くのですが、実はなんなのかよく分かっていません。酸っぱいです。セットで200ルピー(400円弱)くらい。

メニューを見ても味も食材もわからないものばかりなので(インド人の同僚も知らないものが多い)、ランチは毎日スリリングで楽しいですよ。ワイルドだろぉ〜?

…。正味の話、味は美味しいです。写真のカレーも見た目ほど辛くなく、魚介系の出汁がよく効いたスープカレーでした。カレーのほか、私の知識ではナシゴレンミーゴレンに見えるサムシングが、「Chinese〜」の名前でメニュー載っています。唯一はっきりしているのは、メニューの横に必ず「Veg(ベジタリアン用)/Non-Veg(ノンベジタリアン用)」が記載されていること。さすがベジタリアン天国インド。

夕食

食べません。写真のものはそうでもないですが、こちらのケータリングのランチはけっこうなボリュームがあります。インドの習慣では昼食は13時からというのと、赴任後の環境の変化も影響していたかもしれませんが、少なくとも過去2週間、夜までおなかが空いたことがありません。飲み会があった日以外、平日の夜はまだ食事をしたことがありません。食事はおなかが空いたら摂るものだと、おばあちゃんも言ってましたし


日本との生活環境の違い


夕食を意図的に摂らないのには、体調管理上の理由があります。これは途上国赴任者は概ね似た環境だと思いますが、通勤は基本的に車で移動します。そうすると、歩くことさえなく一日が過ぎてゆきます。これは太るこれはヤバい。東京では気がつきませんでしたが、朝晩の電車通勤は、それなりにカロリーを消費していたようです。

それほど積極的にスポーツなどするタイプではないのですが、少なくとも赴任期間中は体を動かすことが必要なようです。先週、赴任荷物として航空便で送ったスポーツウェアなどが届きました。通勤は車で移動するのに、汗を流すためにホテルに閉じこもることに若干のいびつさを感じますが、夕食時におなかが空く程度には体を動かしたいと思います。



本日のもう一枚

ムンバイ南部のGirgaonという地域にある革製品を扱うお店で、色合いに魅かれてサンダルを購入。お値段640ルピー(1,200円くらい)。ものによりますが、円の購買力はルピーの2倍〜5、6倍くらいあるように感じます。ただし、ホテルのレストランのように先進国と同水準のサービスを求める場合は相応の値段です。輸入された日本の加工食品(キューピーのマヨネーズとかブルドッグソースとか、明らかに日本人しか買わないもの)は、日本の価格の1.5〜2倍します。

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